臨床検査の正常値

執筆者:Osvaldo Padilla, MD, MPH, Texas Tech Health Science Center;
Jude Abadie, PhD, Texas Tech University Health Science Center
レビュー/改訂 2021年 12月
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    ここでは血液,尿,髄液,便,その他の体液(例,胃酸)を検体とする場合の基準値(範囲)と,よく用いられる検査パネルを示した。(注:以下の表で示す基準値は飽くまでガイドラインとして使用すること。)基準値は,検体が収集された健常者集団の人口統計学的特性や,検体の分析に用いられた具体的な方法や機器など,いくつかの因子に基づき変動する。College of American Pathologists(CAP)の認定を受けた検査施設には,施設独自の基準値の設定および/または妥当性検証を行うことが求められる。したがって,いかなる検査結果も,その検査を行った検査施設の基準値に基づいて解釈すべきである。検査施設は検査結果とともにそれらの基準値を提示するのが一般的である。他の種類の体液(例,関節液,腹水,胸水,心嚢液)に関する基準値は広くは設定されていない。したがって,これらの検査は検査施設が独自に開発する検査という意味のLaboratory Developed Test(LDT)とみなされる場合がある。LDTの基準範囲は,その検査を行う個々の検査施設が設定するもので,典型的には通常の検査の基準値より大きく変動する。

    以下の表も参照のこと:

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